丁宝臣と甘泉寺を遊ぶ
欧陽修
江上の孤峰の弊緑蘿、県楼は終日嵯峨へ。
林はすでに姜祠を廃していて、事績は探しにくい楚語は訛っている。
チヌは岩側に残っていて澄んでいた。
野僧の清らかな泉を惜しむべきか、蛮俗の那知を勝迹とすべきか。
西陵老令好尋幽、時共登臨此向遊。
危から林エツをそのまま穿いて、石蒼苔を組んで客を休める。
山深き云日陰なりて晴れ、澗栢岩松度歳青。
谷の花は咲き、林の鳥はさえずっている。
渡し場の夕日に依っている時、幾重にも翠微にあるのを望む。
城頭暮鼓休して客をうながし、なお横江の月を待つ。
景佑四年(西暦1037年)春、欧陽修は夷陵を歴訪し、判官丁宝臣を招いて当地の孝子岩のそばの甘泉寺に同行した。姜孝祠を見て大孝子姜詩を思い感ぜて詩を作る
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